香港で見た 垂直庭園!崖面ロックガーデンにも取り入れたい

白い花の庭づくり真っただ中、セミアです。

フランスの壁面緑化アーティストであり、植物学者のパトリック・ブラン氏が手がけている『垂直庭園』『壁面緑化』をはじめて目にしたとき、いたく感激しました。

アイキャッチ画像は、香港のオシャレなレストランバー『SEVVA』の店内です。夜景が香港で一番きれいなお店として人気があります。ここの壁面ガーデンはとてもステキでした。世界中から訪れていた観光客も、地元の人たちも、ここを通るときに、スマホで写真を撮ってましたよ。(ブラン氏が手がけたかどうかは不明)

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Wikimedia Commons by Javier martin

ブラン氏が30年以上の歳月をかけて、熱帯地域で行った莫大な植物観測から導きだされた「垂直庭園」。植栽する壁面の全体のシステムを設計する時、科学的アプローチによって、最適な位置に最適な植物種を選択してゆくそうです。

ここが重要なポイント!!なぜなら『植物の選択さえ間違っていなければ、植物を植え替える必要は全くない』からです。ガーデンとはいうものの、普通の庭と違って、年間3〜4回くらい世話をするくらいで充分なのだそうです。

我が庭には、垂直に近いくらいの岩壁が存在します。それを最初に見たとき、ブラン氏が世界で手がけてきた『垂直庭園(ガーデン)』のことをふと思い出しました。そして「あ、この場所もあんなふうに垂直ガーデンにしてみたいな」って、インスピレーションが湧いてきたのです。

いろいろな人に相談してみました。あたりまえの事なんですが、どんなに経験が豊富な人であっても、ほぼ垂直の崖面への植栽の経験は皆無です。だから、相談しても「ふむぅぅ」とうなだれるばかり。そんなわけで、いろいろと調べてセミアが自分で地道に『垂直崖面ガーデン』を創ろう!という方向で考えています。ヘ(ё_ё)ノ(ほ、ほんとうかっ)汗

ブラン氏の垂直庭園にインスパイアされたとはいえ、彼の手法を取り入れることは,色んな意味であまりできないであろうと、いまのところ思っています。独自に工夫を繰り返すしかないかな。(乞うご期待?)

さてさて、
ブラン氏の「垂直庭園」の構造は、どうなっているのか!?を知りたくて、YouTubeで垂直ガーデンのメーキング動画など見たり、いろいろ調べてみました。3つの部品で構成されてるようです。

メタル・フレーム、
PVCシート(ポリ塩化ビニル)、
フェルト(ポリアミド製)、

この3つです。

YouTubeで垂直ガーデンのメーキング動画など見たのですが、メタル・フレームは、文字通り額(フレーム)状になっていて枠になるものです。これがあることで、熱や音を遮断したり溜めたりする空気層ができるのだそうです。

PVCシートは厚さ1cmほど。①のメタルフレームに留めて使うようです。これがあることで、構造に剛性をもたらし、防水効果がうまれます。ちょうど、フレームにおさまった網戸のような感じになりますね。

そのあとに、ポリアミド製のフェルトの層がきます。このフェルトの繊維に植物たちが根を生やしているのですね!土は使いません。フェルトに切れ込みをつくって、そのポケットに植物を植え込んでゆく感じです。フェルト材質の特徴によって、毛管現象ができるので水やりを均等にすることができます。水分は植栽基盤内に配備された灌水パイプから供給。肥料は同じパイプから液肥を供給。水耕栽培ですね!!

金沢の美術館の外壁にも、ブラン氏によるデザインで壁面緑化がなされています。北側には、ヒトツバ(シダ類)、オニヤブソテツ、ツワブキなど。南側は、スゲ類(ヤマスゲ)、ウワバミソウ、ヤブコウジ、ショウジョウバカマなど、が植栽されており、全て「地元、金沢に自生している植物のみ」を利用して創ったのだそうです!

長くなってしまったので、続きは夕方5時ころアップしますね!バンス氏が使っているフェルトの「変わりに使えるものはこれだ!」と思ったものをご紹介します。よろしければ、また見てください♪

 

ではでは、また夕方に〜
ヾ(❀╹◡╹)ノ゙

 
下の動画で、パトリック・ブラン氏が手がけている、いろいろな垂直庭園を見る事ができます!(日本語字幕はないけど映像が綺麗です♬)

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