白い花の庭づくり人、セミアです(⌒-⌒)
うちのガーデンで、いつも遊んでいる子。
台湾リスを撮ることができました!
といっても、スマホで急いで撮ったから、
すみません、なんだかボケていますね。
台湾リスはニホンリスより一回り大きく、
頭胴長20-22cm、尾長17-20 cm、
体重360 gほどの大きさです。
フワフワの毛に身を包み、
しっぽもこの通り太くて立派です。
可愛らしいお顔をしていて、昼間に
行動しています。
木の上で何か食べてるのかな。
夕方四時半くらいになると、リス達は
我がスロープガーデンをつたって、
ぞろぞろと裏山の中へ帰ってゆきますが、
その姿がまたカワイイんですよね。
見た目は可愛らしいのですが、鳴き声は
妙な声を出します。
ワンワンというおもちゃの仔犬の様
な声は、地上の敵に対する警戒のため。
ゲコゲコゲコ(カッカッカッ?)と、
カエルみたいな声は空の敵に対して
出しているそうです。
この台湾リスは、主に山のある地域でみかけます。
都心に住む友人に聞いたら「リスなどいない」
と言っていましたが、
みなさまの居住地には台湾リスはいますか!?
実は、ここ湘南の山や林がある地域では、
その昔はちっちゃな「シマリス」という種類の
ニホンリスがいっぱい生息していたんです。
名前のとおり、背中に縦のシマシマ模様
が入っていて、顔が小さく目が大きい
とっても可愛いらしいリスでした。
小学校の時は、学校の教室でシマリスを
飼育していました。
樋口君が自宅の裏山で捕まえてきてくれたのです。
シマリスが、輪っかのオモチャでいつも
ぐるぐる回って遊んでいたのを憶えています。
湘南で育った私は、その後は他県や海外など
いろいろな場所に引っ越しをしたのですが、
3年前に再びこの地に戻ってきて居を構えました。
その間、○○十年。。。ふ、二桁!?
(恐ろし〜)(;つД`)
で、舞い戻ってきてみたら、
なぜか、シマリスがいない!?
なんで?なんで?なんで?
どこを探しても、シマリスがいない!
いるのは台湾リスばかり。
木の葉がカサっと音をたてるたび、
もしやシマリスか?と見てみるのだけど、
やっぱり台湾リスしかいない。
不思議に思って、いろいろ調べてみたら、
台湾リスは2009年に”特定外来生物”
に認定されていました。
台湾リスは元々は日本に存在しなかった
外来種です。動物園などから逃げて
大発生して増えてきた、ということでした。
シマリスと、台湾リスでは、ライフスタイル
とか食べ物が同じです。
つまり、互いに競合してまうということですね。
ある生物種が生き残って子孫を残そうとする時、
他種生物との競合を争うその難しさのことを、
『淘汰圧』というそうです。
これ、ダーウィンでおなじみの”進化学”の用語。
淘汰圧とは、進化学的にいうと生物種を環境が
淘汰しようとする圧力の事を言うそうです。
同じような場所を巣にし、同じような食べ物
を食べていたニホンリスと台湾リスは、
自然環境の中で互いに競合してしまい、
結果、シマリスが淘汰されてしまった。
私にとっては、可愛いシマリスは子供の
頃から一緒にこの地で生きてきた仲間でした。
だから、シマリスがいなくなって、
とても悲しいです。(;_;)
(だって、ほんとに1匹もいないのですから)
けれども、それはしかたのないことでもあり、
淘汰圧があるからこそ、
生物が進化してゆけるのですよね。
多様性に満ちた自然環境を保持して
ゆくために淘汰圧は必要なこと。。
厳しい生存環境が、生物の進化適応
を促すことになる。
その結果『多様な生物相(生物多様性)』
が生まれるのです。
そう考えてみると、気持ちが楽になります。
大好きなシマリス達がいなくなった
からといって、台湾リスを憎んだりは
したくはないですからね。
とはいえ、”特定外来生物”に指定されて
いる野生動物ですから、餌になるような
ものは与えないように注意してゆきたい
と思います。
ともに、楽しくこの環境の中で暮らして
ゆけたらな、って思います。
では、また明日ヾ(❀╹◡╹)ノ゙