その他の素敵なガーデン

お庭にぴったりな低木を選びたい時、必ず調べたい5つのポイント

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お庭に植える低木を探すときは、草花と違って植え替えが大変だから、慎重に選びたいものです。

とはいえ、完璧な選択ばかりできる訳ではありません。

失敗と成功を繰り返しながらゆっくりと成長してゆくのがお庭です。

できる限り調べてから選んで、それでも失敗してダメになったら「なるほどね」と余裕顔で言えるくらいに、下調べを入念にしたいと考えています。

最近「いいな〜」と思って見ていた木が、実は絶対にうちの庭では育てられないものだと知ったので、それも後半でご紹介しますね。

とっても素敵に植栽しているおしゃれなガーデンレストランで見かけたのです。一つは外来種で生態系にダメージを受ける植物とわかりビックリ。もう一つは高さ60mにもなる高木だったのです。
 

枯れた植物の入れ替えを計画

 
2019年10月にきた台風15号の突風と塩害で、お庭がぐしゃぐしゃになってしまったあと、時間をかけて復興計画を立てています。

6年間、一度も潮風など受けたことがなかった箇所に植わっていた、強靭な植物『グレヴィレア・エレガンス』と『ブットレア』が塩害にあって枯れてしまったこともあり、慎重に新たに取り入れる植物を選んでいます。

「あっ、この葉っぱ綺麗だな」「素敵な樹形だな」と思ったら、徹底的に調べて「本当にうちの土地に合うのか?」を調べます。その際に絶対に抑えたいのは、この5つのポイントです。
 

1.地植えした時の樹高と横幅
2.日照の好み(日陰か日向か)
3.耐寒性はどのくらいか
4.常緑か落葉か
5.根張りはどうか

基本的なことばかりです。

しかし、庭づくりのはじめの頃は基本さえ忘れて、どこかで見かけただけで「いいな〜これ!」と思ってすぐ苗を買ってしまったりしてました。失敗は数知れずです。

また、ここ近年の地球温暖化に伴う気候の変化を体験して、極力ダメージのない植物を選ばなきゃなと痛感しています。

強風や塩害だけでなく、過去には大寒波でやられた植物もいるし、霜とか雪でダメになったものもありました。
 

1.地植えした時の樹高と横幅

 
お花屋さんに行って、木の苗を眺めていると「とっても綺麗な白い花がいっぱい咲きますよ」とか、「この木は潮風にも強いのでオススメですよ」とか、いろいろとアドバイスをくれます。

私が一番嫌いなアドバイス。それは....

「成長がゆっくりだから大丈夫ですよ」っていう助言です。

「大丈夫って、どういうこと?」ってツッコミ入れたくちゃいます。ゆっくり時間をかけて、10年後20年後になって大木になったら業者さんに来てもらって抜くわけ???

そりゃないですよ。

地植えにする以上はちゃんと将来の姿(何メートルになる可能性があるのか)を知っておきたいです。

剪定しながら低めに調整することも可能だけれど、幹はどんどん育つし根も張っていくのです。横にどのくらい広がるかも考えて、それによって隣に植えるものも決めたいですしね。

次にこの庭を引き継ぐことになった人のためにも、必要な情報です。(資料にまとめてあります)
 

2.日照の好み(日陰か日向か)

 
これは間違えたら大変ですよね。

日向の乾燥気味が好きなのか、日向のあまり乾燥し過ぎないところがいいのか、半日陰を好むのか。先に知って、適材適所に植えてあげたいです。

植物を適材適所に植えていれば、元気に育ってくれるので手間いらずになりますよね。
 

3.耐寒性はどのくらいか

 
我がガーデンは、山を背負っているため、真冬の間45日間は日が当たらなくなります。その上、木枯らしがピューっと下から吹き上げる立地。

そのため、すごく分厚い霜がおります。雪が降り積もったらなかなか溶けません。

丘を降りたらお天気がよくて暖かい日でも、うちのお庭は体感温度が低めに感じます。

だから、耐寒性がない低木はお招きしないことにしています。

こちら神奈川県ですが最高でマイナス5度以下になったことがあって、外の水栓が破裂したことがありました(汗。
 

4.常緑か落葉か

 
落葉だと、秋の落ち葉掃除が大変だから面倒だなぁと呟いたら、植木屋さんに「常緑樹だって葉の入れ替えがあるのだからちょっとづつ落葉してるよ」と言われました。

それは確かに正しいですね。

でも我が庭は、山から落ちてくる落ち葉がめちゃくちゃ大量なので、この上にさらに落ち葉が増えるなんて、どう考えても無理!と思ってしまうのです。

でも、葉を落として来春に向けて力を蓄えている「落葉樹」の方が、強いのですよね。それはわかっていても、やはり常緑を選ぶようにしています。
 

5.根張りはどうか

 
私の大好きなオーストラリア植物は、直根タイプです。下の方までグーンと根を伸ばします。でも、横にはまり広がっていかないようです。

そのため、強風に弱いです。倒れやすい、ということです。

あまり根を張らないのに、ブッシュ状にどんどん育つ品種は、重みが増してくるのでそれに幹の成長がついてゆけず、成長すると倒れやすくなります。例えば、『オーストラリアン・ローズマリー(ウエストリンギア)』などがそうなりがちです。

オーストラリア植物を地植えする場合は、「え!ここまでやるの!?」と驚かれるくらいに、しっかりしっかり支柱することをオススメします。

もしくは、幹が太くしっかりしてくるまでは、刈り込んで重みがでないように調整するのもいいかもしれません(それでも要支柱です!)。

日本や中国原産の植物は、根張りがすごく強固なものが多いです。逆に、横に根が張り過ぎて注意が必要な樹木もありますよね。

うちには柚子(ユズ)の木がありますが、動かせないくらい大きな鉢に植わっています。

柚子の木は横にどんどん根を広げていきます。そのせいで、お庭の植物を枯らしてしまったりすることも。

なので、植木屋さんから「柚子は地植えにしちゃダメだよ」と言われて、鉢に植えたのです。「柚子の木は庭中に根を広げる」と表現していました。
 

触るとソフトで気持ちいい葉っぱ、枝ぶりがユニークで素敵な樹木

 

 
美しいガーデンレストランで見て一目惚れして、「この木が欲しい!」と思ったけど、調べてみたらうちにはお迎えできないとわかった樹木を二種類ご紹介します。

写真のように、とてもユニークで美しい葉をしていました。触ってみるとふわふわの手触りでした。

何より、枝が面白いのです。この↓写真をご覧ください。まるで天然の盆栽(?)みたいに、横にスッと手が伸びているかるような枝です。
 

 
見たことがない枝ぶりで、素敵だなと思いました。色もはっきりした明るいグリーンで美しかったです。

お店の方に植物の名前を聞いたら、親切に教えてくださいました。『アローカリア』と言う名前だそうです。

帰宅してから詳しく調べてみたら、アローカリアは21種類ほどあって、おそらくこの写真のは『アローカリア・ヘテロフィラ』ではないかと思います。

常緑の針葉樹で、なんと60mにもなる高木でした(汗。Araucaria heterophyllaで調べたら美しい写真がたくさん見れました。

60mじゃ地植えは無理ですね。ただ、これを観葉植物として室内鉢植えで育てると、1.5m〜2mほどにしかならないとの記述を発見しました。

我が家は床暖があるため、室内で植物を育てられないのですが、写真のように若木はとても美しいので鉢植え室内はオススメです。
 

駆除の警告が出ていた外来植物だった!魅力的な大きな葉の植物

 

 
ものすごく大きな葉っぱ!70cmほどの大きさで、ガーデンレストランでは素敵なフォーカルポイントになっていました。

ヤツデに似た形ですが、マッドな質感の葉っぱで、ヤツデの葉よりさらに大きいです。以前、聞いた時にはお兄さんが「知らないうちに生えてきた、名前はわからない」とおっしゃっていました。

こちらも名前を頑張って調べてみましたら、『カミヤツデ』という植物でした。(写真

この植物の茎の髄からは、通草紙(つうそうし)という造花や書画で使う紙が作られます。これが「紙八手」という名前の由来なのだそうです。

大きな葉っぱが大好きなので、うちにも植えたいなと思っていたのです。下の↓の写真の感じが、素敵だなーと思ったので。

ですがが、調べるうちに衝撃の事実を知りました。
 

 
カミヤツデは台湾とか中国南西部原産のウコギの仲間で、繁殖力が旺盛な植物。その昔、特殊な紙(通草紙)をつくるために伊豆に導入されたようですが、それが野生化して大繁殖しているとのこと。

湯河原や真鶴では、カミヤツデが増殖し過ぎて生態系のバランスを崩すことが危惧されたため、駆除作業までしたそうです。でも、数年後また増えてきたということでした。

なんとこの低木は、地下茎で増えていくそうです。これ、庭に植えたらマズイですよね。

ただ、伊豆や湯河原のあたりは、うちの方よりも冬が温暖です。プルメリアの地植えもいけるほどの温暖気候。

だからこそ、伊豆・湯河原ではカミヤツデが大繁殖しているのでは?とも考えられるかもしれません。

近所で見かけたお庭には、数年前からカミヤツデがありましたが、成長がとても遅いです。そんなに爆発的に増えるようには見えない感じです。

だからといって、駆除対象になっている外来植物をお庭に植える勇気は...ないです。残念ですがあきらめます!
 

お庭にぴったりな低木を選びたい

 
さてさて、調べ物が多くなった今日この頃ですが、植物のことなら楽しいので何時間でも調べていられるものですね。

我が家に新たにお迎えする低木たち、計画が進み、手に入って、植え付けて、しばらくしたら報告いたします!

ぴったりな低木と出会えますように🙏
 
 

Plants Note:

 
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アローカリア・ヘテロフィラ
学名:Araucaria heterophylla
英名:ノーフォークパイン
別名:シマナンヨウスギ
ナンヨウスギ科ナンヨウスギ属
原産地:オーストラリア・ノーフォーク島
樹高:60m 常緑
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カミヤツデ
学名:Tetrapanax papyriferus
別名:ツウソウ(通草)・ツウダツボク(通脱木)
ウコギ科カミヤツデ属
花期:11~12月頃
常緑低木(落葉する地もあり)
樹高:2〜5m
カミヤツデ属唯一の現生種
台湾・中国南西部原産
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