もう11月だというのに、お庭で一輪の薔薇『エンデュミオン』が咲いていました。

カットして部屋に飾ったらとってもいい香り。

エンデュミオンは中輪ですが優雅なローズ香を放ちます。ふんわりとしたダマスクとティーの香り(と、バラ専門家さんは表現しております)。

写真は、初夏のバラシーズン真っ盛りの頃のもの。

山をしょっている我が庭は、全体的にわりとシックな色彩なので、エンデュミオンはものすごく目立ちます。

インターネットでこのバラと出会い苗を購入したのですが、画像で見た時はモーヴ色がかった可愛らしい系のピンクだったのです。

ところが、実際に我が庭で咲いてくれた時、めっちゃ派手なピンク色だったのでビックリしました!!

この色を言い表すとしたら「林家パー子さんのピンク」です。ちょっとコケテッシュな色。最初はビックリしたけど、慣れてきたら大好きなバラの一つになっちゃいました。

そういえば…

土の問題なのか?環境の問題なのか?なぜだか我が庭で咲く花は、普通より濃いめ色に咲くんですよね。そのこと忘れてました(汗)。我が家ではハニーサックルもすごく濃く咲いてきます。

 

エンデュミオンの特徴

細めの枝はしなやかです。心もとない感じがしますが、台風15号で大きなダメージを受けた我が庭の中でも無傷だったのです。柔軟性があるしなやかな枝は最強だと知りました。

細めの枝でもしっかりと立っていますし、花が咲いた時もしなったりしません。ご覧のようにコロンとした花姿を見せてくれます。(秋は枝が伸びきってるので、ややしなだれて咲くことも)

樹高は1.3mくらいとの記述を見ましたが、我が庭に来てからは2年半なのでまだ1mほどです。エンデュミオンの枝って「つるん」としています。棘はやや少なめ。

性質は、とても強靭だと言えます。おさぼりガーデナーのこの私が言うのですから、間違えありません(汗。

虫もつきにくく、病気にもなりにくいので、どんな人が育てても綺麗に咲いてくれるのではないでしょうか。

トップの画像で大きめの葉っぱが写り込んでいますが、これは『アジサイアスペラ』という2mほどの低木の葉っぱです。この木がうどん粉病になってしまった時も、お隣のエンデュミオンは無事だったんです。

カップ咲の花びらはフリフリになっているところが特徴です。秋の花はフリフリが少なくコロンと丸い感じです。どちらも愛らしいです。

色といい香りといい、元気な女の子のイメージ。

でも実は、ギリシャ神話に出てくるエンデュミオンという美男子の名前から命名されたようです。月の女神アルテミスに愛され、永遠の美しさを保ち眠り続ける美しい男性エンデュミオン(Endymion)。

 

Plants Note:

 

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エンデュミオン
薔薇:四季咲き

英名:Endymion
日本で作出されたバラ
花:中輪カップ咲き/房咲き
色:明るいピンクからモーヴに

芳香:ダマスクとティーの香り
樹形:木立性、高さ1.3×幅1.0m
枝:しなやかで棘少なめ

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