白い花の庭づくり真っただ中、セミアです!

先日、こんなことを言われました。
「セミアさんって、セレブですよねっ」と。

なぜ、そんなふうに思ったのか?と聞いてみると、
「だって、お庭がいっぱいあるから〜」
ということでした。

もしかしたら、ブログをご覧いただいてる
方の中でも誤解があるかもしれないので、
ちょっと説明させてくださいねっ。

いろいろある庭(エリア)の中で、最大の
広さのところが『スロープガーデン』で、
約40坪ほどあります。
ただ、階段があるので、植栽エリアは
おそらく半分くらいかなという感じです。

実はこの40坪のところは、無料の土地です。
しかも、固定資産税もかかりません。
専門用語で言うと「法地」といいます。

ほとんどの“法地”は、斜面になっています。
でも、そこを通らないと平地の部分に
建っている家の中に入れないので(しかたなく)
もれなくついてくる、というわけです。

無料だと聞くと、お得だという気がしますが、
普通の人は何の使い道もない斜面の土地など
邪魔でいらないものなのです。

施行しないと草ボーボーの野原になってしまう
ので、手入れが非常に面倒です。

斜面だから、ブドウを植えたい人とか、
階段の趣が好きな人などはいいかも
しれませんが、一般的には欲しくない土地です。

でも、ガーデニングの変態(!?)なセミア家に
とっては、無料で植栽エリアが手に入る!!
ってことで、理想的な場所だったのでした。

それから『岩壁のボーダーガーデン』ですが。。
これは、丘の斜面に住むセミア家のさらに
上に住んでるご近所さんの土地です。

はい、我が家の土地ではないのです。

とはいえ、セミア家の庭の一部になって
いるので、土地の名義人になってる丘の上
の隣人は入って来て手入れしたりする事は
できないですよね。

丘の上の隣人は、
「木も切ってもいいし、植えてもいいし、
好きなようにしちゃってくださいねっ」と
言ってくださっているので、そうさせて
いただいているのです。

厳密にいったら、手入れは土地の持ち主である
上の隣人がすべき、ということになりますよね。
でも、好きにさせてもらえる許可をいただけた
だけでも御の字だと思っています。

例えば、こういう人もいます。
「うちの土地に生えてるんだから、うちの木だ!」
「勝手に枝を切ったりするな!」とか言われて、
ボーボーの木や落ち葉をどうすることもできずに、
困っているお宅もあるという話しも聞きます。

それに比べたら、私たちのパターンは、
とても幸せな状況ではないかと思います。

上の人は手入れする手間が省けるし
手入れにかかるお金を払わなくてすむ。
私たちは好きに手を入れさせてもらい
好きな植物を植えて楽しませてもらってる。

そういう関係が築き合える隣人さんで
よかったな〜と思います♪

あと『ロックガーデン』ですが、ここは
ほとんどの部分が「市」の土地になります。

セミア家は、丘の上の隣人の土地と、
公園として認定されている「市」の土地と
隣接しているのです。
(公園とは名ばかりの、山の傾斜地ですが)
隣接してるというより庭の一部になって
しまっているのです。

こういう状況なので、無料の土地や、
他人の土地や、市の土地、もガーデン
にしてしまっているのでございます。
(ぜんぜんセレブじゃないじゃん)笑

さてさて、
『ロックガーデン』を、どう施行するか?
で悩んでいて、現在検討中です。

こちら↓が、1つの案です。
sg_kaidan_planning
まず、ブロックでガッツリ崖面を押さえます。
そして、灰色のブロックが見えていたら
ビューティフルじゃないので、ブロック
の表面を覆うように、岩を貼付けて
ゆくやり方です。

かなり斜めなので、壁のような塀のような
まっすぐなものはできないです。
だから、3段くらいにわけて、
岩面を押さえる形になります。

しいて言えば、段々畑みたいな?
そういうイメージです。
段々になってる3段のところに
植栽ができるようになる形です。

下の絵↓は、上から見下ろした情景です。
段々の植栽エリアはまっすぐではない、
ということがわかります。

なんせ、自然の地形にそって施行される
わけですから、一筋縄ではゆかないですね〜。
sg_kaidan_planning2
それで、ここにきて別案が出てきました!

ブロックや石を使うよりも、安くすみそう
なやり方です!

それは岩面に『植生土嚢』をかぶせてゆく
というものです。

植生マットとか、植生シートという呼び方
をする場合もあります。
このマットは本来、崖面や斜面の緑化に
使われるものです。

植生土嚢には、リュウノヒゲのセル苗
を植え、所々にホスタやユキヤナギ
などの、根をごく小さくできる植物を
植えるといいのではないかしら?と
ガーデナーSさん。

少しの土でも育つ植物からまず根を
張らせていって、少しおちついてきたら
山の岩場に咲くような品種の花を植えて
ゆくという案です。

植生土嚢を完全に隠すのには、ちょっと
時間がかかりますので、少しの間は
人工的な土嚢の色が見えていて美しく
ない期間を我慢しなくてはいけない
ですけれどね。

植生土嚢で施行するとしたら、最初は
見た目が悪いだろうけど、植物が生え
揃ってきたら、ナチュラルに見えるのでは
ないかしら?と想像していて、なんとなく
今、一番の候補になっています。

もうちょっと、いろいろ見たり考えたり
して、決定してゆきたいと思います!

 

 

ではでは、また明日ヾ(❀╹◡╹)ノ゙