白い花の庭づくり人、セミアです(⌒-⌒)
スロープガーデンには、シャクヤクが2種類あります。
1つは↓『滝の装い』という八重咲きの淡いピンクの芍薬。
透明感があり良い香りのする、繊細な薄いピンクの花です。
すでにスロープガーデンの一角に植えつけてありますので、
初夏になって花を咲かせてくれるのを楽しみに待っています。
もう1つ↓は『綿帽子』という原種に近い白花の芍薬です。
花径が15cmほどある “抱え咲き” の白い花は、
ころんとしていて可愛らしい形です。
どちらの画像も、ツボミで失礼いたしますっ(汗)。
初夏を待って、改めて写真をアップしますね!
シャクヤクは冬になると地上部の茎葉が枯れて
根の状態で休眠する植物です。「草」ですね。
シャクヤク『綿帽子』の根が届いた後、どこに植えつけるか
を検討していたら、ついついそのままになっていました。
急いでビニール梱包の中から取り出して見てみると、
赤い『新芽』が顔をのぞかせていました。
植木屋さんが手で持っている根っこの、真ん中に赤く
ちょこっと出てるのが新芽です!
寒いときから、しっかり活動を開始してくれている
のですね。
この後、根っこからヒョロヒョロ〜っと細かくて
細い根がどんどん生えてきます。
シャクヤク『綿帽子』は、まだ小さな株というか根です。
ですので、最初のうちはポットに入れて育ててゆきます。
根がしっかりしてきたら、地面に植え替えます。
ご覧のように、根っこが多肉質です。
なので、乾燥には耐えられる性質です。
でも多湿に弱いので水はけに注意しなくてはなりません。
シャクヤクやボタンは、肥料が好きなので、沢山あげなくては
いけない、と梱包されていた指示書に書かれていました。
その説明書きによると、
①10月に元肥 (緩効性の有機肥料)
②1月に寒肥え (緩効性の有機肥料)
③3月に芽出し肥え(速効性の化学肥料)
④花後にお礼肥え (速効性の化学肥料)
このタイミングでそれぞれ肥料を与えると良い、とのことです。
そして、シャクヤクは生育期間が4月〜10月の
わずか6ヶ月間しかありません。
花が終わったら、葉っぱから栄養分をつくって蓄えます。
だから花が終わったらすぐにカットしてあげないとですね。
春に出た葉っぱは、花後に増えることがないため、
痛めないよう葉を大切にしなくてはならないです。
『綿帽子』は、植え付けた翌年にはまだ花は咲かない
だろうなーと思います。
シャクヤクの根は、消炎、鎮痛、抗菌、止血、
抗痙攣作用のある生薬なんだそうです。
どの昔、ハーブ的に使われていたってことですよね!?
風邪をひいた時に飲む葛根湯にも配合されています。
シャクヤクは平安時代より前に日本に渡来した植物。
欧米で愛されているシャクヤク(ピオニー)も、
大きくて優雅でとても素敵ですよね。
外国のガーデン雑誌や映像で、大輪のピオニー
が咲いている様子をときどき見かけていました。
ターシャ・テゥーダーさんの庭でも濃いピンクの
立派なピオニーの株が見事なお花を咲かせている
のを写真集やTVで見ました。
我がガーデンでも、淡いピンクの『滝の装い』と、
真っ白の『綿帽子』が、立派な株へと成長して
くれるといいな〜と、願っています!
❀TIP:
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【シャクヤク 綿帽子】
別名: エビスグサ(夷草)、エビスグスリ(夷薬)、
ヌミグスリ、カオヨグサ(顏美草)
学名: Paeonia lactiflora
ボタン科ボタン属 耐寒性宿根草
草丈 : 50~60cm
花期 : 5月下旬~6月中旬
原産地: アジア大陸北東部
(中国東北部からシベリア南部~朝鮮北部)
耐寒温度約-15℃
新潟県の吉沢武夫氏作出の肥後シャクヤク改良種。
花径15cmの抱え咲きの白花です。
完全に開かない“抱え咲き”の小輪の品種。
原種系だからか、日本に自生するヤマシャクヤクに
似ています。ころっとした花姿。
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