白い花の庭づくり人、セミアです(⌒-⌒)
半年以上、放置してあったタイムを
ハーブ花壇に植え付けしました〜。
『マスチック・タイム』という種類です。
『マスチック・タイム』は、とても香りの良いハーブ。
料理だけでなく、ポプリにすると爽やかな香りを
楽しめます。
タイムには匍匐性のものもありますが、マスチックは
立ち性で、2〜30㌢ほどに成長します。
葉の色は、ブルーっぽいです!
こうして写真に撮るとよけいに青緑ですよね。
他の種類のタイムの葉は、もっとキミドリ色
をしていますが、マスチックはホントに青い。
そして、他の種類のタイムに比べると、
茎や葉が柔らかめです。
なので、肉料理の香りづけにつかう意外に、
サラダなんかにも風味付けとして入れられます。
(他のタイムの葉は硬すぎてサラダは無理)
そして、他のほとんどのタイムは、たいてい
薄い桃色か、濃いピンク色の花を咲かせるのですが、
この『マスチック・タイム』さんは、白い花を
咲かせるタイムになります。珍しいですよね。
花後は、クリーム色のポンポン状になって、
それもまた可愛らしいんですよね〜(*’-'*)
話しを「なぜ放置してあったのか!?」
ということに戻しますと。。。
最初『マスチック・タイム』をヤマダさんの
お店で見かけたとき、これは是非
スロープガーデンに植えたいなと思って
苗を入手したのでした。
けれども、すでに植栽計画が決まっていて、
『マスチック・タイム』にとって最適な環境
“乾燥した斜面” に、空いてるスペースが
なくなってしまってたんですよね。。。
そこに無理矢理マスチックを入れても、他の
プランツと競合してしまうかもしれないし...
ということで、まだ施行に着手していない
スロープガーデンの階段脇の狭ーいところ
に植えられてしまっていたのです。
そこは、植栽エリアとはいえないくらいに
土が少ないところ。
たしかに斜面ではあるのですが、よくぞ
半年間もそんな場所で元気にしていて
くれたなぁ、ってくらいのヒドい場所。
(マスチックを褒めてあげたい!)
時々おせわになっている e-ティザーヌ さん
のサイトを見ると、このマスチック・タイムが
分布しているのは、主に地中海西部沿岸地域
の乾燥地帯だということでした。
「海岸部の標高600m付近から
内陸寄りの標高1600m付近までの
山腹のゆるい傾斜地に自生。」
との記載があったように、やはり傾斜地
に生息する性質なのですね。
匍匐性のレイタータイムなんかは、
英国ガーデンの写真で、ベンチの座る
部分に敷き詰められていたりします。
「どーなってるの?」と一瞬思ってしまいましたが、
座面にほんとに薄ーく土を敷き詰めただけで、
タイムが生きて成長してゆける、ってことなんですね。
それと同じような状況で、仮植えされていた
『マスチック・タイム』2株が、こんなに
元気でいてくれたのも、土が少なく乾燥した
斜面に適した性質をもっていたからなのですね。
実は、仮植えした場所を選んだのはガーデナーSさん。
さすが40年以上もの経験をもつプランツ博士です!
あれ!?
ということは、ハーブガーデンに植え付けしたけど、
もしかしたら『マスチック・タイム』さんとしては
イヤかもしれないですね!?
もっと乾燥した場所が好みだろうし....
水やりは控えめにするけれど、
しばらくはマスチックさんの様子を
観察してゆこうと思います。
では、また明日ヾ(❀╹◡╹)ノ゙
❀❀❀Plant’s Nature❀❀❀
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【マスチック・タイム】
学名: Thymus mastichina
別名: スパニッシュマジョラム
シソ科イブキジャコウソウ属
草丈 : 20㎝~30cm
花期 : 5月~8月
原産地: スペイン・ポルトガル
立ち性
ヨーロッパ南部・地中海西部沿岸地域
の乾燥地帯に主に分布する。
くせのある肉料理などの香りづけに。
乾燥してポプリに。
ハーブを湯船に入れて。
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